kentaro baba website
カテゴリ
検索
フォロー中のブログ
以前の記事
2013年 12月 2013年 10月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 05月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2009年 03月 25日
雨の有楽町と書くと何だか昭和を感じる。
制作が一息ついたと言うか、微妙な気分のまま 電車で有楽町に着いたのが、夕暮れ時だった。 薄暗い天気も、悪くないなと思いつつ、オギタメグミギャラリーにて カナダ人女性画家ホーリー・ファレル展を見る。細密画の様であるが 程よく気持ちが抜けているので見る側に圧迫感を感じさせず、身近な 静物を捉える視点に好感が持てる良い絵画だと思った。長身のオーナー のオギタさんとしばし語らう、彼女(ホーリー・ファレル)は、美術教育を 全く受けていない作家で、マイアミのアートフェアーで、気に入り早速2点 買って帰って来たそうだ。OL時代に仕事のストレスからの解放のため絵を描き 始め、'95年に初個展のカナダ人と言う以外は、大したプロフィール も無い所がさらに良い。日本とは違った世界のアート事情に久しぶりに触れた 様で嬉しくなる。日本人は、何故か出生とか逸話が好きな様で、私にとっては どうでも良い話で、物事が決められて行く事は残念な話だが、オギタさん(男性) の様な同世代のギャラリストは、そう言う所がない点に、自分と感覚が近いと 感じる。銀座エルメスの裏の古い雑居ビルの狭いスペースが、世界に抜けている トンネルの様な空間に感じた。 資生堂ギャラリーにて、小津耕石展を見る。リー・ウーファンの「あなたは何故 今版画と言う表現をやっているのですか」との問いに 「版画は、絵画と彫刻の間にあるモノだからだ」と言った言葉が思い出された。 角度によって見え方が違う所が面白いと思うが、制作要素が多すぎると感じた。 その後、京橋にて同級生の寺島ブラディオ展を見る。 本来平面の作家だが、サクラや楠の木を使い、自分の子供たちを丁寧に彫り上げた 木彫の作品からは、我が子たちの愛情に未来への希望が感じられるのが嬉しい。 明治期の日本の画家たちが自分の子を描いた様子にとても似ているとさえ思った。 恵比寿で同郷の同級生に髪を短く切って貰いアトリエに戻る。さて、のんびり してると春も終わってしまうので私もすこしペースを上げようか?などと考えている。
by kentarobaba68
| 2009-03-25 22:26
|
ファン申請 |
||