久しぶりの暖かい日差しが嬉しい木曜日。
一本の梅の木に紅白の花が咲く。接ぎ木をしたのだろうか?
オートバイに跨がり久しぶりのライディング
エンジンの調子が悪いので、練馬のモトライフにてメンテナンスと
不調の原因究明。オイルが、燃焼室に入ってしまっている
いわゆるオイル下がりの状態になっていた。どうりで暖機出来るまで
まともに言う事を聞いてくれない訳だ。
一応、前輪タイヤを新古品と交換して貰い、エンジンは、応急的な処理で
様子を見る事にした。プロの仕事は、素早く無駄が無い。
オーナーの大沢さんは、物理から音響まで知識が幅広く、話をしていて
飽きる事はない。久しぶりと言う事もあり随分、長く話し込んでしまった。
しかし、世界を見る切り口が、エンジンのチューニングを通して語られる
視点の多様性と時間を忘れるほどの知識の引き出しが多さに驚きを隠せない。
ふと見上げた夕暮れ空の刻一刻と変わる美しさに、しばし見とれる。
自分も、こんな風に作品を表現できたら、どんなに素晴らしい事だろうと
思いつつ帰路につく。応急処理とは言え鉄馬が、手足の様に感じられる。