プレゼンテーションに行く。
結果は、決して満足のいくものでは
なかった。だからといって何かを変える事は
しないだろう。それで良いと思っている。京橋に向かい
近藤節夫さんと「なだ作」で軽く呑む。彼の画面の中の
色彩は、自身の奏でるベースの「音」に限りなく近いと言う。
良い酒が、呑めた。 DVDで、昨夜見た「明日へチケット」
は、イタリアのインターシティーの中で、起こる人間模様
を描いた映画だ。列車の中で、スコットランドの田舎町から
きた、セルティックサポーター3人は、自分たちのチケットを
盗んだ難民の家族に対して、怒りと哀れみと自分たちの立場を
模索する。「俺たちスーパーの店員に何が出来ると言うんだ!」
しかし彼らは、決断する。職業や国籍や置かれている立場で
人は、それぞれ違う道を、歩まなくては行けない。列車の中での
偶然の出会いは、まるで、画面の中の絵の具のからみあいの様に
重なったり、ぶつかったり、反発しあったりして一つになっていく。
列車の中の出会いを通じて、人生を考える。僕にも似た様な経験がある。