朝から雑多な用事を、済ませる為に
自転車で、ちょっと遠いパーツ屋に
行ったり、支払いを済ませたりする。
愛車の電装系は、思ったより重傷だったが
なんとか、安全に走れる程度に回復させる。
随分くたびれて来たアメリカ製のオートバイは
国産に比べ、振動も大きく、決して速く無いが
何となくゆるい感じが、気に入っている。
夕方、展示を終えた作品群が運ばれてくる。
汚れなどを手直しし、アトリエが、テレピンと
蚊取り線香の匂いに包まれ、自然とやる気が
みなぎってくる。夜、塩野七生さんの「イタリア遺聞」
を読み終える。この本は、もう、何度読んだだろう。
読む度に発見があり、そして読み度ごとにヴェネチア王国
繁栄の500年前に連れて行ってくれる。ヴェネチアの鐘の
音を、思い出しながら眠りについた。