日本では、忙しいと良く聞く。忙しい人の方がなんだか
偉い様な気がするが、実際もの凄い仕事量を
こなしている人も多くいるのだろう。でも大半は
処理能力の問題で、自ら時間を無くす様に追いつめている
場合も多いのでは、ないだろうか? イタリアでは
忙しい事は、少し貧しいと言った感覚で捉えられていた様に
思う。 確かに貴族や大金持ちは、ゆったりしていたし
一般の人たちも、ゆっくりバールでカフェを飲む時間くらいは
充分に持っている。
ばたばたとせわしなく動く事は、何か、みっともない
事に思えた。ヴァカンスの為に働く様な人たちなので
国民性が違うと言ってしまえば、それまでだが
便利なモノとしてPCやネットが普及したにもかかわらず
多くの細かい仕事で翻弄されているのは、本末転倒だと思う。
お昼から航空公園に散歩に行って、気分転換する。
近所にのんびりした空気が、漂っている場所があって
ほっとする。公園から見える風景にも高層ビルが出来つつある
もうそんなに作らなくてもいいだけどと思いつつ、こうやって
コンクリートを固めて日本は経済成長して来たんだなと思うと
今後の向かう先に魅力が感じられなくなる。
はたして進んでいるのか?
進んでいると思い込んでいるだけなのか?