飛行機の中で見る日本語の映画を何ヶ月も
前から楽しみにしていた。ルフトハンザ航空で
フランクフルトに着いたときは、あまりの空港の
広さに驚き、さすがヨーロッパの玄関だな〜などと
思った、ANAの機内は、もう日本だった。隣に
座った女性は、友人の結婚式の為、シュツュットガルトに
行っていた事を嬉しそうに話してくれた。
思った程、日本語の映画にも感動せず、少しうとうと
した。日本に帰ると言う事に対して興奮していた。
日本時間、3時45分夕日が美しい成田空港に着いた
帰ったら最初に自動販売機でコーヒーを買おうと思って
いたので、それを実行した。大好きだった缶コーヒーが
薄い味気ないモノに感じた。排気ガスの臭いしない空気を
感じた。所沢行きのバスは、3時間もかかったが快適だった。
所沢の駅からタクシーに乗ったらここでも女性の運転手さん
だった、ミラノのアパートを出て24時間ドイツのフランクフルト
を経由して所沢のアトリエに着いたのは、日本時間8時少し前
だった。34キロのスーツケースには、どうでも良いものしか入って
いなかった。
後輩の画家、池ちゃんと駅近くで焼酎を飲んだ。そして馬刺を
食べた。ミラノの日本食レストランにいる錯覚に落ち入った。