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2012年 10月 04日
最近見た展覧会。
東京都現代美術館 館長 庵野秀明 特撮博物館 ウルトラマンと巨神兵 とにかく凄い人気で、私が今まで行った都現美の中で、一番混雑していた。 女性客の多さに少し驚いたが、家族で見る昭和から平成のヒーローたちが どのように撮影され、夢や希望を与えて来たかを改めて考えるには絶好の 機会だと思った。しかしこの様な企画展が公立の美術館で行われる事には 大いに疑問がある。 1223現代絵画 三輪美津子 色と重力 色彩は重力を感じさせ得るのだろうか?その疑問に答える様な 展覧会、キャンバスに油彩で描かれたシンプルな色彩の構成作品は、本を真横から 見た構図で決して抽象絵画では無いとの事。絵の具の扱いが魅力的だった。 展示方法が少しオーソドックスな感じだったので、違う展示方法ならまた 違った見え方になるだろうと思った。 MIYAKE FINE ART 原口典之 新作個展 Double Tone From reccent works 国内で見られる事の少ない原口氏の作品だが、スケール感を少し縮小しアジア サイズとも言える表現を見事に展開している。常に展開を続ける原口氏の絵画的な 平面作品は、ポリウレタンを使用し僅かにサンディングを施した表面は 引き込まれる様な表情を創る。シンプルながら力強い表現を感じる。 MA2 gallery ブラインドサイト -盲視の知覚-Blindsight 久しぶりにグループ展でも良い企画だと感じた。特に今津景さんの作品に 魅力を感じた。力のある作家同士が相乗効果で展示する事は、相当難しい事 だと思っているので、こういった企画は、作家と企画者、そして展示する 側のチーム力の様なものが問われると思う。 人の批評や意見に惑わされる事無く、自分の目で見る事。そして思い込み あるいは確信を感じる為に私は、美術作品を見る事を楽しみながら味わっている。 そして私が目撃した事実は、私の中で咀嚼されながら、あるときは排除され そしてあるときは、ゆっくりと吸収されていくのだと思う。
by kentarobaba68
| 2012-10-04 16:15
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