運送会社には、美術専門の部門を持っている所と
そうではない会社がある。私の場合、画廊やクライアント
次第で、あらゆる方向で、納品しなくては行けないのだが
いくら先方の支払いとはいえ、やはり経費は削減したいと
考える。しかも確実で安全に。これは私の個人的な意見だが
公募展の運送専門業者は、高額だし何か気分的に使いたくない。
あちらサイドで日取りや時間等をコントロールしようとするのも
いただけない。という訳で今回も比較的安価な業者に来て貰ったが
一度来て、作品価格に怖じけずいたのか?(価格だけね)全面梱包で
ないと受け取らないと言う。もちろん美術作品保険にも加入する。
3時間後に約束し、また発砲の板等購入し梱包し直す、結局間に合わず
再度明日、引き取りに来てくれる事になった。
かつて私もこのようなアルバイトを色んな形でやったのだが
今は、色んな意味でシビアになっている。安全、安心と言うコンプライ
アンスばかりを気にしすぎてもなあと思いつつ、しっかり再梱包した。
画廊の経費も削減出来たし、まあ良かった様な気がする。牧歌的だった
私の美術搬送のアルバイト時代が懐かしく感じられた。