倉庫アトリエの寒さは尋常ではない。そこで格安チケットを
入手出来たのでしばらく実家のある長崎でドローイングを
中心とした制作を行い、なんとか制作上の問題を打破したいなどと
考えた。前日に降った雪の残るアトリエをお昼過ぎに出て羽田発15時55分
定刻通りに長崎に向かった。高速バスで長崎出島道路を通り
新地地区(中華街)で降りると
長崎ランタンフェスティバルが開催され
多くの観光客が訪れていた。中国文化の影響が色濃く残る長崎では
華僑の方々が春節を祝うこの時期に、街中にランタン(干支の動物や
龍や話題の人物をかたどった提灯)を飾り近年お祭りを行っている。
路面電車で実家に着いたのが19時前老いた母親が笑顔で向かえてくれた。
母親は焼酎を緑茶で割って美味しそうに呑んでる。それを勧められ暖かい
食事を頂いた。2年ぶりに帰る実家では以前整備したアトリエは今はなく。
狭い自室での作業を余儀なくされた。時の経つのは本当に早い。