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2013年 05月 22日
国立新美術館に「貴婦人と一角獣」展を見に行く。観客の年齢層が高い。
特にこの日は女性が多かった。 「我が唯一つの望み」 6点からなるこのタピスリー(仏)タペストリー(英)と言う表記もある。 まず、これらを見て私はすぐにボッティチェッリの「春」や「ヴィーナスの誕生 を思い出した。確かに同時代だ。フィレンチェで起こったルネッサンスは フランスにも多くの影響を与え、嫁いだ王妃の持ち込んだナイフとフォーク。 数多くの料理人がフランス料理の原型にもなった。つまりそれ以前は、手か スプーンの様なモノで食事をしていたのだろう。それだけイタリア・フィレンチェ は最先端の栄華を誇っていたと推測される。 美術評論家の早見氏によれば1400年頃の「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」 の影響もあるとの事。 なるほど。見れば見るほどこのゴブラン織に惹き込まれる。私は10年程前に ニューヨークメトロポリタン美術館別館(クロイスターズ)で見た。 捕われる一角獣を見て以来一角獣に関しては、少し可哀想なイメージを持っていた しかしこの一角獣は穏やかに貴婦人を見つめている。その貴婦人は 小箱から宝石を出そうとしているのか?またしまおうとしているのか? 謎である。6点の内5点は「味覚」「聴覚」「視覚」「嗅覚」「触覚」と 言うタイトルでこれは理解できる。しかし「我が唯一つの望み」は不思議な 絵である。これらは当時の権力者ジャン・ル・ヴィストが自身の結婚祝いの 為に作らせたと言われ、トルコの国旗にも似た三つの三日月の紋章が描かれて いる。 私の浅知恵でも結婚の為の絵柄にしては、あまりめでたく訳で、仮に女性が 首飾りを永遠に仕舞おうをしているのであれば、複雑な心境を描いた事になる。 そしてタイトルが「我が唯一つの望み」と言う。一体なにが望みだったのだろうか? と思いを巡らせるのもこのタピスリー鑑賞の面白い所かもしれない。 全く関係ないが、4年程前に母親とイタリアを旅しフィレンチェで突然ゴブラン織が 欲しいなどと言い出した。しかたなく朝市でしかも値切って買ったフィレンチェの 街並を描いたその織物は、実家の壁の穴を隠す為に飾られている。 7月15日まで 国立新美術館 #
by kentarobaba68
| 2013-05-22 11:45
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