支持体作りの地味な作業に、多少疲れが、出た頃に
近所に住む陶芸家でもあり、フルート作りの
職人でもある方から、お誘いの電話が鳴った。
大した手みやげも持たずに、いそいそと出かけ料理が
趣味の氏から暖かいすき焼きを、生徒さんやフルートの修理
職人の方らと一緒に御馳走になる。その方は、クラッシック
音楽は、もちろん。植物や土の事、文学に至まで造詣が深い。
彫刻家や文化人の友人、知人も多く。話を聞かせて貰き
飽きる事など全く無い、しかもまるで美しい楽譜の様に説明に
無駄が無く、理路整然と語ってくれる。随分、甘えて少し遅く
まで、お邪魔してしまった。
しかし、教養がある事は、実に豊かな事だと感じた
新年のご挨拶だった。