朝5時に、目覚める。雑多な仕事を済ませようと
バタバタと動くが、能率が悪い。エスプレッソで
頭をすっきりさせてバイクに跨がり、支払い等を済ませる
なんとか、今月も乗り切る事が出来た。一度アトリエに
戻り、作業を始めるが、材料の不足に気がつき駅近くに
向かう。ビエンナーレ会場を覗いて、ベルリンを拠点に
活動している、増山士郎さんとしばし、談笑。明日から
ソウルに向かい制作、個展が待っているらしい。彼の
宅急便で運搬される荷物から写した画像の作品は、やはり
面白い。突然話しが聞き取れなくなるほど、大雨が降り出し
会場である旧車両工場に足止めを食らう。
武蔵美彫刻科院生の木彫の公開制作をしばらく眺め、本人に
断って写真を撮らせて貰い、小雨になったのでアトリエに戻る。
夕方、またもの凄い雨が降って来て、ルネ ユルトルジュのピアノ
の音が、雨音でかき消される。深夜まで続く雨に、さすがに心配に
なり調整池と柳瀬川を見に行く、普段は穏やかな流れが、こげ茶色の
濁流になって、まるで地面が、動いている様だった。あのフナや鯉や
ナマズたちは、どこかでじっと耐えているのだろうか?