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2010年 10月 23日
午後から池袋に立ち寄りSOKEIクリエーターズ2010を見る。
松丸真江の絵画、鈴木吐志哉の版画作品が光る。画家 高橋輝夫氏 の小作品の丁寧な仕事。一貫した画面作りにしばし見入る。日本橋 高島屋 吉川民仁展 net と題された展覧会タイトルに集約された 自身の原風景を辿る方向性に展開していく画家の勇気が感じられた。 再開発が進む日本橋、京橋界隈。いったいどこまで開発を進めるのか? まるで一過性の出来事だと分かって存在してる様な建築群に切なさすら 感じもののデザイン性の優れた構造物には、やはり目がいくものである。 50年後、この景色は、全く違うカタチに変化するであろうと確信する。 INAXギャラリー1 夢見る家具 森谷延雄の世界 大正時代の家具デザイナー INAXギャラリー2 ーかけらはただよひー 石塚沙矢香 日常の食器の欠片 が天井から吊り下げられているインスタレーション作品。使命を終えたかけら に新たないのちが宿っているようだ。作品を通して自分の外の世界と会話出来る 美術家だと思った。そう感じたのは空間に直接絵を描いているかのようだった からかもしれない。南天子画廊 横尾美々 art space kimura ASK? 和泉賢太郎 -inside of you-日本画の組成ではなく技法から アプローチして行く日本画家。カラフルな色彩とエロティシズムを感じる果実の部分を 凝視しながら執拗に描いていくユニークな作家だ。若くてさわやかな好青年でもある。 もとBゼミがあった場所は今、blanclassと言う現代美術の実験場として開かれている。 そこで原口典之氏 松本透(国立近代美術館副館長)との対談に向かう。 会場で彫刻家エサシトモコさん 画家の藤沢絵里子さんと出会い。「世界のはかり方」 とテーマでほぼ3時間。密度の濃い時間が経過する。その後、氏を囲んで焼酎を呑む。 土曜日の夜はそうやってふけていった。
by kentarobaba68
| 2010-10-23 15:05
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