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2009年 06月 07日
展覧会を見たいと思う気持ちは、印刷媒体(メディア)などの
複製やネットでは伝わらないものを感じたいと言う欲求から来る ものだと思う。その作家の息吹を感じ、見つめている眼差しの 方向を感じ取れる事が出来ると言う意味では、人の目はもの凄い 情報量を感じられるのだなと思った。そう言う展覧会を二つ見た。 新宿高島屋美術画廊にて「シナプスの小人」三瀬夏之介展。 写真を撮れる様な雰囲気ではないと感じたが、三瀬さんの表現の 幅の広さをじっくり見る事が出来た。額装されているものを直で見たかったが 十分堪能できたし、墨や日本画の技材の表現にとても魅力を感じた。特に 緑青ってこんなに美しかったのか?と思わせるのは作家の力量だろう。 小品の立体やレリーフ状のものにも作家の世界感が表れていて引き込まれた。 残念ながらギャラリートークは聞く事が出来なかったが、本人とも会えたし その足で鎌倉に向かった。じっくり話をしてみたい作家である。 鎌倉画廊の吉川民仁展 程よく自然光が入る3階展示会場に列んだ作品を見て、まず、空間の使い方が 上手いと感じた。本人とも長い事色々話をさせて頂いたが、作品の緊張感と は、逆に自然体で画面に向かっている感じのバランスが、とても心地よい方だ。 2階の常設展も今回の展示ととても上手くリンクしている。吉川民仁さんの ”kind of Green"と題された展覧会タイトルは、「ある種の緑」と言う意味らしい。 油絵の具の質が美しく、油彩のマチエールと図像を同時に創って行くと言う事を ごく当たり前の様にやっている。画家のはじめての立体作品も空間にドローイング している様で面白い。「同じモノをもう一度作れと言われても無理だけどね」と 言って笑っていた。 ギャラリストと来年の個展の打ち合わせをして、吉川さんと大船で酒を呑む。 自分に嘘をつかない表現をしている人の言葉は、私の心に響いた。
by kentarobaba68
| 2009-06-07 13:40
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